大体の事はブッシュマスターとは、で語られていますが、
システムや概要を長々とご紹介したいと思います。
ブッシュマスターの基本は大体の人が触れてるであろう、
古典的なアナログゲームの一つ、スゴロクの一種です。
盤面をゴール目指して移動していくのが目的の一つで、
最終的な目的はポイントが最も高いプレイヤーとなる事です。
なので、単純な話をすると盤面を満足に進めなくても、
ポイントが十分にあればゲームの勝者になれます。
それを踏まえてですが、ゴールを目指すメリットと言うのが、
ゲーム終了時に得られるボーナスポイントの獲得です。
最もゴールから遠いプレイヤーとのマス差の分だけ、
ボーナスポイントが獲得できるようになっています。
ゴールする事は勝利に近づくメリットでもあるわけです。
そのため、進むと言う事もポイント獲得に繋がります。
ブッシュマスターでは、移動にサイコロを使用しません。
使用するのは移動カードが束になった、デッキです。
そのデッキを使い、移動を行ないますが、
移動が得意苦手、同じ機動力でも数字配分が違うなど、
デッキごとに特徴があります。
移動が苦手な場合は得意なデッキに対して、
ゴールを目指す勝負で勝つのは難しいですが、
盤面上の指示でポイントが増えやすいなどの個性もあり、
デッキごとに勝利への方法が異なります。
デッキの特徴としては、ポジティブとネガティブと言う
2種類のカテゴリがあります。
ポジティブカテゴリは自分自身に影響を、
ネガティブカテゴリは他者に影響を与える事が得意です。
平常時はその影響を出すデッキは多くありませんが、
1枚だけ入っている切り札と呼ばれる、
強力な効果を持ったカードの時に発揮されます。
また、盤面での指示や後述のイベントカードによって
同じ動作でもカテゴリ次第で異なる結果となる場合があります。
盤面は、固定のデザインではありません。
ポジティブにいい事、ネガティブに悪い事が起きる赤タイル、
その逆の性質を持った青タイル、
イベントカードを引く事ができる黄タイルの3種類で形成され、
それらを並べる事で初めて盤面が出来上がります。
テンプレートにしたがって並べる、シャッフルして並べる、
それらを気にせずお気に入りの並びにするなど
プレイヤー側の好みのデザインにする事も可能です。
ブッシュマスターにはイベントカードと言う物が存在します。
盤面の指示やデッキの能力によって引く事になるこれは、
いい事も悪い事も影響の無い事も含まれています。
どんな結果になるかは、ほとんどの場合引かないと分からないので、
外的要因で変化を与えたい時、これに頼るのも一つの選択です。
プレイ人数は2人から8人まで。
デッキの数だけ遊ぶ事も出来ますが、
デッキは基本セットに10、拡張パックを含めると29個もあるので、
1クラスで遊べるような事になる反面膨大な時間がかかります。
盤面に集まっていられる人数も考えると、8人程が推奨の上限です。
プレイ時間は2人で1ゲーム10-12分ほど、
6人でやる場合はおおよそ35-45分位になります。
前準備が手間ですが、集まりで最初に軽い物をと言う時には
ゲーム内容も手伝って比較的向いてるのではないでしょうか。
プレイヤーへの要求する要素が少なく、動作も比較的単純なので、
8歳前後でもゲームの目的を理解して遊べると思います。
ただし、他コンテンツをご覧になって分かるように、
ブッシュマスターのユーモアを理解するには
8歳よりいくらか年齢を重ねる必要があるかと思われます。
…ブッシュマスターはこのようなゲームです。
興味とチャンスがありましたら手にとって貰えれば幸いです。