パッチーズ一覧

ボルケーノ渡辺

ファイル 11-1.jpg
部屋番号#204にお住まいの、ボルケーノ渡辺。

宇宙公務員で、何事にもマジメ。人あたりも良く、品行方正で、
これといって何か問題があるわけではありません。

なのに、なぜか大家の怒りを買っています。

なぜ…なんでしょうか。ウラ設定もなく、何もしてないんですよ。

だけどまあ、なんかムカつくんでしょうね。こればっかりはしょうがない。

そういう人ってたまにいるじゃないですか。DNAレベルで拒否反応出る人…。ね。

かわいそうに…。

ゲーム中のキャラクターとしては、とにかく守りに特化しています。

大家の破壊活動によってゲームは進行しますが、
彼は自分のいる惑星に受けたダメージを修復する能力があります。

ただ相応のメダルコストがかかるので、簡単には使えませんが…。

あと彼らしい能力として、
通常は自分の手番がきたら必ず山札から1枚引くことになってるのですが、
彼だけ、それを拒否することができます。

…実際問題として、あまり意味のない能力なんですが、
少しでも生きながらえたいという気持ちがそこに見え隠れしています。

それにしてもホント思うんですけど、完全にサラリーマンの風貌のキャラって…。

これ描く時、最初触覚とかつけてたんですよ。SFだしって。

でもなんか違うなって思って、もう、完全なるサラリーマンにしちゃいました。

彼のためにも、よかったら使ってあげて下さい。


宇宙刑事スパイダー

ファイル 12-1.jpg
部屋番号#103にお住まいの、宇宙刑事スパイダー。

そのまんま、正義の味方です。宇宙の平和を守るのが仕事です。

中身は近年の特撮の流れにあわせてイケメンらしいです。

そのウワサを大家が聞きつけて、自分の娘をお見合いに出しましたが
顔が完全にクリーチャー、というか大家そのもので、
その上何か古い油のような臭いがしたので丁重にお断りしたところ、
大家の怒りを買いました。

ボルケーノ同様、かわいそうに…。

ゲームでは、手持ちの獲得ポイントをさらに自分の分身として、
宇宙空間に置くことができます。

さらに全キャラで唯一、普通に1ポイント獲得することが出来ます。

かなりカタいキャラ付けですが、分身は自分のポイントを消費するため
事と次第によっては逆に大損してしまう可能性もあります。テクニカルですね。


アストロコング

ファイル 15-1.jpg
部屋番号#105にお住まいの、アストロコング。

10人もキャラがいるとやっぱり欲しくなるよね…いかにもパワーなキャラが(笑)。

その体を生かして、コロニーのような巨大建造物を造る仕事をしています。

しかしその大きさゆえに、アパートの部屋に入るのが精一杯で、
部屋の中はもはや柱しか残っていません。壁も体のあちこちにある突起物でズタズタ。

そのため、大家の怒りを買ってしまいました。

つかアパート住むなよ!自分のことくらい自分でわかれ!

ゲームでもそういう自滅的な動きをします。

自分の足元にある星のカードをわざわざ抜き出して、ダメージを与えることが出来ます。

え、なんのために?

とにかくそういう動きが出来ます。とにかく、勝負が加速します。

だから彼は完全に上級者向けですね。通常の流れでポイントある程度獲得したら、
どんどんヒビ入れながら宇宙空間を渡り歩いて、
他のキャラにプレッシャーを与えていく…。そんな遊び方ができそうです。

同じようにカード引くのを加速するルーカスやナッチよりももっと、
自滅の可能性が高いですけどね…。


イツカ=シヌンデス

ファイル 16-1.jpg
部屋番号#205にお住まいの、イツカ=シヌンデス。

なんだこの名前は!!!!

…見ての通り、このゲームでもっともネガティブなキャラです。

趣味は、タバコの火を他人のもので消すこと。

喫茶店とかで、隣の人の置いたバッグにタバコをギュッとやる、みたいな。

最悪…。

そんな彼女が大家の怒りを買った理由は、シンプルに家賃滞納。

ていうか本人が家賃滞納=定期貯蓄のように考えてて、
家賃滞納に喜びを感じているくらいなので、もうダメです。

ゲームでもその性格が発揮されてて、
他人に明確に嫌がらせをできるのは彼女だけです。

宇宙空間で、自分の周りにいるプレイヤーを勝手に動かしたり。とか。

ただ、ロッキンチェアーボードゲームの方針で、変な空気にならないように
プレイヤーを指定して攻撃するのは極力避けることにしてますので、
そこはきっとライトに遊べると思います。

あとそうそう、自分が攻撃を受けてリタイヤするときに、
山札のカードを3枚引く能力…つまり、道連れする能力もあります。

とことんネガティブなヤツだなあ…。


銀河皇帝ダニー

ファイル 17-1.jpg
部屋番号#104にお住まいの、銀河皇帝ダニー。

彼は悪の秘密結社「横浜銀ダニ」の皇帝で、宇宙征服を目論んでいます。

そこでアパートの地下に秘密基地を作り、
世界を恐怖のどん底に陥れようとしているのです!

#103に宇宙刑事が住んでますけど…。

つかこのキャラ、一番適当に生まれました。

まず、大破さんにゲームキャラ能力案を出してもらったときに、
彼がふざけて、まともな案の中に1つ適当な案をしのばせてたんですね。

それをワタシが見て、…意外とおもしろいかも、と思い、
さらっと「悪人~害虫~」みたいな軽いノリで絵を描いて、
テストプレイのときに出したんですよ。そしたらまたそれがうまくハマりまして、
なぜか早いうちに採用が決まったという異色のキャラでして…。

とにかく扱いにくさはナンバーワンです。

能力を使うためには山札からメダルカードを引いてこないといけないのですが、
そのコストも断トツでトップです。

ただそれだけ、強烈な能力を持っています。

例えば、生き返ったり、とか。こいつだけムチャクチャするなあ…。

製作中も「彼はダニーだしまあいっか」というカンジで、
はっきり言ってほぼ調整してないし(笑)。

けど、それだけフリーダムで、謎で、扱いにくくて、
でも何かが起きそうな、そんなキャラに仕上がってます。


大家一家

ファイル 20-1.jpg
パッチーズを遊んでる風景。

真ん中の5×5が宇宙空間で、山札からカードが引かれるたび
この宇宙空間がブチギレ大家によって破壊されていく…。

ということでパッチーズキャラ紹介、今日は今まで紹介したプレイヤーキャラ10人を
恐怖のどん底にたたき落とす、大家のご紹介です。

ファイル 20-2.jpg
えー…、大家です。

10人が住んでいる「メゾン・ド・ラード」の大家、ビフ。

ちなみにもっと怖い顔の絵があるんですが、
それは製品版のお楽しみ?ということで…。

ビフはですねー、ウチのサイトが開設したての頃、CGI掲示板のアイコンにいましたね。

ボードゲーム作成ではサイトのキャラは引っ張ってこないようにしてるんですが、
今回こいつだけ引っ張ってきました。ビジュアルのインパクトがね、やっぱりね。

ちなみにこの大家、ウラ設定だけの参加ではありません。

大家、山札の中にひそんでいます。

通常のゲーム進行は、プレイヤーが山札から1枚引き、
同じカードがペアになったらその星が壊れる、というものですが、
大家が出てくるとプレイヤーが能力を使うために必要なメダルのカードを
ムシャムシャたべてしまうという…。

そしてさらに、メダルを3枚食べると、
まだ1枚しか出ていない星をすべてブッ壊してしまうという、

めちゃくちゃ危険なカード。です。

そしてさらに、
大家ほどではないですがなかなかの悪さをする、3体の子供たち、
通称コビフも存在します。

ファイル 20-3.jpg
フランク。

彼は全プレイヤーの持っているメダルカードをすべて捨てさせてしまいます。

ムカつきます。

ファイル 20-4.jpg
ジャーキー。

彼女が出たら、山札からカードをいきなり5枚引くはめになります。

大家の破壊が加速します。

ファイル 20-5.jpg
ロースハム。

ロースハムって名前か?大丈夫か?

このカードを引いたら、引いた人のところに強制的に全員集められます。

…なんちゅう一家だ……。

つーことでですね、お求め下さった皆様は
大家の恐怖に怯えながら宇宙空間を渡り歩くことになりますので、
それなりの覚悟をしておいてください。


よくわかる!というのが土台無理!パッチーズについて

パッチーズは、アパートの住人を操作して怒り狂っている大家から逃げ隠れしつつ、
逃げ隠れしている場所ごと粉砕されてホスピタル送りにされないように生き残って
「ポイント」と呼ばれる引越しに必要不可欠な物を集めるゲームです。

大まかなシステムとしては、縦5横5の計25からなる盤面の上に
バッジと呼ばれるいわゆるコマを置き、
それを時には動かしたり動けないジレンマに陥ったりしつつ、
壊れ行く盤面上で立ち回って生き残る事が第一の目的です。
生き残った場合念願の「ポイント」が手に入ります。

ポイントを5錠以上集めたプレイヤーが居る、または居なくても5回目(フェーズ5)には終了します。
その終了時点で最もポイントを多く所持しているプレイヤーが勝利となります。
5錠はあくまでもゲーム終了を迎える条件に過ぎないので、
5錠を超えて獲得する事もあり、勝利を保障された数値ではありません。
何故5錠かといわれましても、
引越しにポイントが5錠必要であるからに過ぎないのは周知の事実なので、
今更説明するのもやぼったいので省かせていただきます。

なお、最もポイントを多く所持しているプレイヤーが複数居る場合は、
該当者全員が引越しに成功し、勝利(転居者)となります。

あ、あとSFですので舞台は宇宙です。


ゲーム全体の流れについて

パッチーズのゲーム全体の進行は、「フェーズ」と呼ばれる一連の動作を繰り返し
フェーズ5が終了するか、フェーズ終了後とにポイントを5錠以上獲得しているプレイヤーが現れるまで続けます。

その終了条件を満たした段階で、最もポイントを所持しているプレイヤーが勝者となります。

凄く簡単に流れを書くと
 0.このゲームで遊ぶ事を念入りに同意させる
 1.ゲームの準備をする
 2.フェーズをはじめる
 3.フェーズ終了時、ゲームそのものの終了条件を満たしているか?
  Y:4の集計に入ります
  N:2に戻って次のフェーズを開始します
 4.集計し、ポイントを多く持っているプレイヤーを勝者とする
 5.このゲームから開放される
となっています。0と5は省いても構いません。

そのゲーム本編とも呼べるフェーズについてはまた別の機会に。


フェーズの流れについて

今回はフェーズのお話。
パッチーズにおけるフェーズはゲームの本編とも呼べる部分です。

・準備
まず縦5枚、横5枚に盤面用カードを並べます(最初のみ)。
テンプレートの並びはマニュアルに記載していますが、適当に並べると
それはそれで楽しいかもしれません。
山札用カードは裏向きにしてシャッフルし、
全員が届きやすいような場所にでも置いておきます。
そのドサクサでもいいので今回のゲームに参加するプレイヤーは
キャラカードとコマを選んで自分の手元に公開状態で置いておきます。

・さあ本番だ
とりあえず揉め事になってもいいので最初に手番を迎えるプレイヤーを選びます。
そのプレイヤーから時計回りに、フェーズ終了条件を満たすまで手番を順番に行います。
フェーズ終了時に盤面に残っていたプレイヤーは居る場所に応じたポイントを獲得できます。
…と言う一連の動作が、フェーズです。

具体的に流れを見て行きますと、

・手番
まず手番を迎えたプレイヤーは以下の2つの行動を行えます。
 1.山札から一枚引く
 2.メダルを使い能力を使う
どちらを先に行うかは選択が出来ます。
1は強制、2は任意ですが手番一度に対して一度きりです。
「メダル」については後ほど説明しますが、
特技の仕様にあたって支払う必要がある物だという認識であれば
ほぼ全てを知ったと言っても過言ではありません。
両方を終わらせる、または1を終わらせて終了を宣言した場合、
手番終了となり次のプレイヤーへ手番を回します。

・山札の処理
山札から引いたカードは引いたその場で処理を行います。
連続でカードを引く場合は「一枚引いてから処理」を規定枚数まで続けるように処理します。

1.星のカードだった場合
盤面上の対応する星にダメージを与えます。
引いてきた星のカードはスタックと呼ばれる領域に並べます。
これによってダメージを受けている星の状態がわかります。
スタック上でペアになった星は「破壊」され、盤面の星のカードを裏向きにします。
ちゃんと爆発してる絵が描かれているので大丈夫です。
また、最も高得点である「アパート」の場合は一撃で破壊されます。

破壊された星に居たプレイヤーはホスピタル送り、いわゆる脱落状態となり、
メダルを失い、コマを回収(=ポイント獲得不能)、
以後手番がきても山札から一枚引くのみとなります。
また、破壊された星は移動先として選べなくなります。

星が破壊された後に該当する星のカードを引いた場合は、コスト1のメダルカードと同じ扱いとします。

2.メダルのカードだった場合
自分の手元に公開状態で置き、能力仕様の為のコストとしてストックします。
移動にも必要なので、1か2はできる限り持っておきたいカードです。
ほとんどのメダルはコスト1相当ですが、少しだけコスト2相当のメダルも存在します。

3.大家のカードだった場合
大家がスタックに留まります。以後、メダルを引いた場合に獲得ができず、大家が溜め込みます。
大家の溜め込んだメダルが3相当になった時に、
スタック上に存在する全ての星を破壊します。
処理後は、大家が溜めたメダルとスタックの星は
そのまま墓場と呼ばれる使用済みカードを置く領域へ送ります。
あと、大家はフェーズ終了まで居残ります。

4.大家の子供のカードだった場合
大家の子供達を引いた場合は、書いてある内容を処理します。
大体プレイヤーにとって嫌な事です。
処理後は力尽きるかなんかするので、墓場に搬送して下さい。

・フェーズ終了条件
フェーズが終わる条件は2つあります。
 1.盤面上の縦、横、斜め一列が破壊される
 2.盤面上に残ったプレイヤーが1人以下
どちらかの条件を満たした処理が終わった後に、フェーズを終了させます。
基本的には山札からカードを引いた時に終了しますが、
連続してカードを引いている最中に条件を満たした場合は、
規定枚数まで引いてから終了させます。
また、能力をまとめて使用しているなどの状態である場合も、
能力を使い切る、または使用回数が残っているけど放棄してから終了させます。


盤面の星について

パッチーズの盤面にあたる、宇宙を構成する星などの紹介。

大分類は4種類。
フェーズ終了時に立っている事でポイントが1錠貰える「星団」。
2錠貰える「星系」、3錠貰える「惑星」、4錠貰える「アパート」があります。

・星団
衛星や人の手が加えられたアステロイドなど、人工的な小規模の星です。
盤面の約半数を占める比率で存在し、
同じタイプを持つ2つの星が6組、計12箇所存在しています。
1錠しか貰えませんが、山札にそれぞれの組に対応する攻撃カードが2枚ずつしかなく、
最も安全に手堅くポイントを稼げる場所です。

・星系
居住よりも資源の採取を目的とした星です。ポイントが2錠貰えます。
星団より少なく、同じタイプを持つ星が4組の計8箇所となっています。
また、山札に攻撃カードが3枚あるので、危険度は星団より上と言えます。

・惑星
結構栄えているメジャーな星です。ポイントが3錠貰えます。
星系との違いは盤面上の枚数で、組はなく4箇所のみです。
山札の攻撃カードは星系と変わりありませんが、
初期配置で隅っこにあって逃げ辛かったり、近くにあっても人が居座ったりして行けず、
ちょっとだけ居心地が悪くなっています。

・アパート
このゲームの重要な場所です。ポイントが4錠貰えます。
盤面に1箇所しかなく、中央に鎮座してます。
山札の攻撃カードは2枚だけですが、
そのかわりといっちゃなんですが一撃で破壊されます。
大体の場合壊れるのですが、まれに残るとかもあるので、まさかの逆転を狙うなら視野に入ります。

プレイヤーはフェーズ開始時にポイントの高い人から順番に、
好きな星に置く事が出来ます。他のプレイヤーと同じ位置でも構いません。
ポイントが遅れている人はトップの人の配置を見てからどう動くか考えるのもいいでしょう。