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クインデキムの簡易ルール

クインデキムは100枚のカードを使って遊ぶカードゲームです。

みなさんはマフィアのボスとなり、モンスターを使役して
栄光のクインデキムを目指してください。

ああそうそう、そもそもクインデキムってなんですか?って
よく聞かれるんですけど、なんで聞かれるんですかね…?
クインデキムはクインデキムですので…。聞かれる事自体がよくわからないというか…。
まあ、まあいいです。
なんかブッシュマスターの時もそんな事聞かれたんだよな…。

…えー、もとい。ゲームの進行はかなりシンプルです。


・100枚をよくシャッフルする

・全員に手札として3枚ずつ配り、残りは山札として置いておく

・アメリカに一番近いプレイヤーからゲームスタート

・基本は、自分の番になったら
 好きなカードを1枚出して、山札から1枚引く…を繰り返すのみ

ファイル 2-1.gif

・カードにはいろいろな効果があり、その効果を使って別のプレイヤーに攻撃できる

・攻撃を受けたプレイヤーは3枚→2枚というように手札が減ってしまう

ファイル 2-2.gif

・手札が無くなった人は離脱。規定人数離脱したらラウンド終了

・残ったプレイヤーは持っている手札を、そのまま戦利品として持ち帰る
 カードには効果のほかにポイントも書かれており、
 このポイントが最後の集計対象となる

ファイル 2-3.gif

・これを3ラウンド繰り返し、戦利品を集計!
 もっともポイントが高いプレイヤーがクインデキムとなる


ざっと書くとこんなカンジです。

ちなみにカードの効果を少し紹介すると、
次のプレイヤーの手札を1枚減らす「アタック」、
前のプレイヤーから来た攻撃をかわす「スルー」、
次のプレイヤーの順番を飛ばす「ジャンプ」、
前のプレイヤーのカードと同じ効果を生む「コピー」、
次のプレイヤーの手札を公開させる「リベール」などがあります。

まだまだたくさん。19種類。細かい事はそのうち。

で、
このゲームにはもうひとつ重要な要素として、「チェイン」があります。
これは何かと言うと、つまり抗争です。殺し合いです。

数あるカードのうち、「アタック」が出されたらチェインがはじまります。
アタックをそのまま受けると手札が減ってしまいますので、
それをかわさなければいけません。

…と言っても複雑な手順は無く、やる事は同じ。

スルーで次の人に押し付けたり、
ジャンプでひとつ次の人に押し付けたり、
さらにアタックを出して被害を増大させたり。
カードによる撃ち合いが始まるわけです。

ファイル 2-4.gif

ただし、
チェイン中は一部のカードが出せなくなり、
またイラストのとおり8ターンを超えると強制終了(バースト)となって、
9ターン目の人は確実に攻撃を受けてしまうので注意が必要。

ということで、
プレイヤーは高いポイントのカードを確保しつつ、
来たるべき抗争に備えるカードも保持しながら生き延びなければいけません。

クインデキムは、そんなゲームです。


カード色について

えー、ちょっと前にクインデキムの簡易ルールについてお話ししましたが、
また少し掘り下げたいと思います。

前回紹介したルールをさっくりまとめると、
手札は3枚で、自分の番になったら1枚出して指示に従い、また山札から1枚引く。

これの繰り返し。

で、アタックカードが出たらチェイン状態に移行。

やる事は変わらないのですが、出せるカードが限定されて、
攻撃をかわす事ができなかったプレイヤー、もしくは
9ターン目の順番がまわってきたプレイヤーは手札を減らされます。

手札が無くなったプレイヤーは離脱。

規定人数離脱したら、生き残った人は手札をそのまま持ち帰り。

これを3ラウンドやって、
カードに描いてある獲得ポイントが最も多い人がクインデキム。

…で。

この手札となるカードは、大きく分けて4色あります。

今日はサンプルを交えながらその紹介を。

色は赤、青、黒、黄色の4種類。

出すときは同じ色でなくてはならないとか、そういうことはありません。

まず、

ファイル 3-1.jpg

これは前述のアタックカードそのものです。相手の手札を1枚減らすカード。

これが出されるとチェイン開始!

チェイン中他のプレイヤーがさらにアタックカードを出す事で、
減らす手札を2枚、3枚と増大させることもできます。

つぎ、

ファイル 3-2.jpg

これは主に身を守るカード。

普段は「次の人の順番を飛ばす」「順番を逆にする」といった効果ですが、
チェイン中はそのままダメージを受け流して飛ばす事が出来ます。

とにかくチェインはこの赤か青がないと食らってしまうため、
1枚は確保しておきたいカードですね。

そして、黒。

ファイル 3-3.jpg

これはチェイン中に出せないカードです。

ひどい効果のあるもの、手札を増やす効果のあるもの、
プレイヤー全体に影響あるものなど、さまざま。
また、まったく効果のないカードもこれに含まれます。

最後に、黄色

ファイル 3-4.jpg

これは装飾品(ジュエル)です。つまりお宝。

ジュエルは、場に出す事も、捨てることもできません。

ただし、渡すイベントの時はこの限りではありません。

このため、どんなにチェインでダメージを受けても
ジュエルだけは持って帰る事ができます。

また、自分の番がまわってきたときにジュエルしかない場合は、
離脱扱いになります。

カードがめまぐるしく動く中での貴重な収益源ですね。

ただまあ、これらを持ったために
結果的に手札が貧弱になる事もありますけども…。

そんな時は黒の「トレード」などで押し付けよう!

ということで、
大体雰囲気がつかめました…でしょうか?

次回からはさらに細かく、カードの種類ごとに紹介したいと思います。

あとあの、チェインもまだわかりにくいと思うんで、そのあたりのフォローも。

だんだん具体的な情報がでてきましたね!やったね!


カードの種類とそれぞれの効果について

クインデキムに出てくる19種類のカード効果を紹介します!

念のため、カード効果は19種類ですがカード総数は100枚で、
すべて絵は違いますのでそこは誤解のないよう。

また、赤と青はすべてチェインを回避できます。

※わかりやすさ重視のために、取説よりかなり表現を省いてあります。
 実際のシチュエーションに対応した内容
 (例えばジュエルしか持ってないときの離脱するタイミングは?)などは
 取扱説明書にあるので、そちらを見て欲しいと思います。
 …と頒布後のために書いておきます。

 また、各種類のイラストにはテーマがあり、
 それを開発中は「枠」と呼んでいましたので、それも載せておきました。
 おもしろいから。


[アタック]メインキャラ(オーガ)枠

 チェインを開始します。
 チェインを返せず、受けたプレイヤーは手札を1枚捨てなければいけません。
 チェイン時に出した場合は、さらに捨てさせる枚数を1枚増やします。

[ジャンプ]小型のザコ枠

 次に手番を迎えるプレイヤーを飛ばします。

[ハイジャンプ]空飛ぶモンスター枠

 次とその次に手番を迎えるプレイヤーを飛ばします。

[ターン]普通のザコ枠

 手番の流れを逆回転させます。

[ターンジャンプ]大型ザコ枠

 手番の流れを逆回転させ、その後次に手番を迎えるプレイヤーを飛ばします。

[スルー]ゴースト枠

 平常時は何も起こしません。チェインをただ回避することが出来るカードです。
 チェインは次の手番の人へうつります。

[コピー]変化妖怪枠

 現場(普段手札を出す場所)の一番上のカードと同じ効果を起こします。
 
[ジュエル]装飾品枠

 このカードは出すことも捨てる事もできません。
 アタックをくらってもジェノサイドをくらっても残ります。
 手札がこのカードのみの時にターンがまわってきた時は離脱となり、
 その時手札のジュエルカードは全て獲得カードになります。

 渡す事については制限が無いため、トレード、ライト、レフトで渡す事ができます。

[ペイン]中ボスクラスのモンスター枠

 次に手番を迎えるプレイヤーは手札のカードを1枚選んで捨てなくてはいけません。
 なおアタックと違い、チェイン扱いではないので回避することはできません。

[トレード]謎の武闘派ギャンブラー枠(別名大破さん枠)

 次に手番を迎えるプレイヤーと、お互いに自分の手札から好きなカードを選んで、
 1枚交換します。

 [リベール]女性モンスター枠

 次に手番を迎えるプレイヤーはそのラウンドが終了するまでの間、
 手札を公開した状態でプレイしなければいけません。

[リサイクル]博士キャラ枠

 手札から好きな枚数のカードを捨て、
 捨てた枚数と同じ枚数のカードを山札から引きます。

[スカウト]ベトベト枠(別名大破さん枠その2)

 現場から好きなカードを1枚選んで手札に加える事ができます。

[ジェノサイド]名前直球すぎてフォローできない枠(別名大破さん枠その3)

 各プレイヤーは出したプレイヤーから手番の流れ順にカードを1枚ずつ捨てます。
 皆殺しということです。

[ハラキリ]キャラどうこうよりこの名前のカードを作りたかったんだよ枠

 このカードは手番の時に出すと自滅となり、強制離脱します。
 自害ということです。
 また、何らかの効果によって捨てた時、捨てさせられた時にも自滅能力は機能し、
 強制離脱となります。
 どんな状態でも自害ということです。
 
 このカードによって離脱した場合は、
 手札を公開してジュエル以外のカードを全て捨て、
 残ったジュエルカードを獲得カードとして確保し、離脱します。

 渡す事については効果を発揮しない為、
 トレード、ライト、レフトで渡す時は自滅しません。

[サモン]魔法使い枠

 処理後に山札からカードを引く時、1枚ではなく2枚カードを引けます。

[レフト][ライト]身もフタもない名前のフェアリー枠

 これらのカードが出されたら、離脱していない全てのプレイヤーは
 レフトなら左隣、ライトなら右隣のプレイヤーに
 自分の手札から好きなカードを選んで裏向きで渡します。

[ピープル]職業+名前という条件のフリースタイル枠

 出しても何も効果はありません。
 カードごとにポイントが異なります。


これらのカードを駆使して、クインデキムを目指してください。

すべての運命はあなたが握っているのです!って、なんとなく書いておこう。



プレイングマニュアル訂正

プレイングマニュアルP.8「ゲーム、ラウンドの流れ>1-d・ラウンド終了時の処理と開始条件」にある、
参加人数と離脱人数は以下が正しいものとなります。

2-3人  1人
4-6人  2人
7-10人 3人

※一応公式ルールではこの数ですが、やりやすい数で進めていただいて構いません。
  ゲーム開始前に決めておけばOK!ということで。


大戦動画

身内で行ったクインデキム大戦動画です。
イトコの家に行ったような気分でごらんください。



パッチーズとは

パッチーズは、去る2013年秋に「ゲームマーケット2013秋」にて
同人サークル「ロッキンチェアー」がお送りした、
妙にコンポーネントの多いボードゲームです。

イベント当日のレポート
THE YELLOW PLACE

各カテゴリから当時を思うもよし、跡地として何かしらお楽しみいただければ幸いです。


基本情報

  • タイトル:パッチーズ
  • 製作者:Rockin’ Chair
  • プレイ人数:4-8人推奨、2,3,9,10人でも可、1人はやめた方が…
  • 所要時間:たぶん30-40分
  • 推奨年齢:8歳以上(個人差があります)
  • 頒布価格:1600円

紹介&プレイ動画


構成:
おおまかな紹介→プレイ動画(画像は再現写真)→キャラ紹介


内容物紹介

ファイル 24-1.jpg

左上から、コマであるバッジ、ポイントを数えるための黒いやつ、それを入れるトレイ、バッジや黒いやつを入れる巾着、
下に行って取扱説明書(32p)、真ん中上がカード(100枚)、下が全てを入れる外袋、
右上がいつものハウツー片付け、右下がインストカード(2枚)

これで1600円はとてもお安い!と思います。
ぜひお求めください。