ピエロ(イソップ) ジョーカー(グリム)
ピエロ(ジョーカー)デッキは、2デッキで1つのデッキになっています。
ピエロが特定の条件を満たした時、ジョーカーへと変身します。
ピエロの性能は極めて低く、ビルダーやバトラーよりも遅く、
ハイブリッドタイプ特有のメリットとデメリットが混在している…はずなのですが、
ポイント-1か1戻ると言うデメリットしか存在していません。
基本的にはポイントは諦めてポイント-1を踏んで少しでも前進する形になりますが、
ピエロの能力である「手札なし」がそうさせてくれずに、
ゲーム開始時に他のデッキなら2枚引く所を1枚も引けず、
引いてきたカードを使うその場その場の移動となります。
一応、イベントカードは引く事ができるので、それが数少ないオアシスです。
ピエロはデッキに唯一切り札が2枚入っていて、
1"回"目の処理でピエロ使用プレイヤー以外は手札を見れなくなります。
使用された時点でのカードはわかるかもしれませんが、
以後引いてきたカードがなんだか分からないままゲームを続けなくてはなりません。
元々ピエロは手札が無いので、自身は影響を受けても受けなくても変わりませんが、
以後ジョーカーに変化した時しっかり見れる点に注意が必要です。
2回目の処理はジョーカーデッキへの変身です。
ゲーム中の使用回数で変身するかどうかを決めるので、
1回目の処理後にアーミーからデッキを初期化されても、
もう一度切り札を使えばジョーカーへの変身条件を満たします。
ジョーカーデッキはピエロデッキの時と全く異なる性能となります。
ありとあらゆる面で他の28デッキの常識が通用しません。
まず、切り札を処理した段階でデッキが入れ替わり、
その時点でジョーカーの能力である「手札5枚」にあわせて、
山札を用意した後に5枚引きます。
ジョーカーの初期ポイントは0となっていますが、変身時に0にするのではなく、
追加でポイントは増えないと言う意味であり、ポイントはピエロの数値をそのまま引き継ぎます。
とは言え、大体の場合は0だと思いますが。
ジョーカーは移動力が極めて高く、最速のイヌやドロボウ以上の速度を持ち、
基準となるロボの1.5倍近くの速度を持っています。
また、手札5枚によってほぼ常に最速状態で走ることが出来、
デッキに1枚入っている9の移動カードは驚異そのもの。
また、赤、青、黄、いずれに止まってもイベントカードを1枚引きます。
もはや止まった後は気分次第で全てが決まるに近く、止まる場所を選ぶ必要が全くありません。
切り札は存在しませんが、存在そのものがピエロの切り札であり、
非常に強力なので必要はないはずでしょう。
とは言え、変身したからと言ってピエロの引継ぎであるため、
ひっくり返しようの無い状況での変身と言うのも多々あり、
なったから勝てると言うわけではない点は覚悟が必要です。