ビルダー(ゼウス神山) ドクター(ケミカルウィッチ川崎)
2011年12月17日:ビルダーのデメリット部分を修正しました。
ビルダーとドクターはポイントを扱う事に長けています。
前者は足が遅いながらもポイントを増やす事が得意で、
後者は自分を省みずただ他者を陥れて減らす事に特化しています。
ビルダーとドクターはポイントを操作する能力があるといっても、
他のタイプのデッキと違い、完全な対となっていません。
ビルダーは、自分のポイントを増やす事が何よりも得意で、
初期ポイントを5持っているのも特徴の一つです。
メリットはポイント+2。他のキャラよりも多く獲得できるようになっています。
順調に進む事ができれば、あっという間に10ポイント以上にもなるでしょう。
デメリット「自分のコマを1戻す」は盤面のコマを1戻します。
メリットに対してデメリットが小さく見えるのですが、
足が遅く、1の配分が多いビルダーにとっては1戻るが以外に厳しく、
数回の手番にわたって停滞する事もあり、
そこから抜け出せない間に稼いだポイント差を埋められてしまいます。
切り札は15から山札の残り枚数を引いた値のポイント獲得。
つまり山札の減る中盤や後半になるほど大量ポイント獲得が可能となっていて、
拡張パックのアーミーの切り札や、イベントによってそれを阻止されない限りは
ゲーム終わり間際に10ポイント以上増やせるような展開もあります。
文字通りポイントでの逃げ切りに一役買う切り札となります。
山札が豊富にあるとき間違えて使わないようにしましょう。
ポイント減ることはありませんが、もったいないので。
勝利への方法はゴールではなく、ゴールされるまでに多くのポイントを稼ぎ、
最終集計後に逃げ切るか、にかかっています。
逆に、ドクターはポイントを稼ぐ能力が全くありません。
初期で5ポイント持っていますが、減ることはあっても増えません。
メリットは対戦相手全員にポイント-1効果。チーム戦だと対戦チームのみです。
影響範囲が広く、自分が増えないのに相手が減る変わった効果です。
ポイントを全く持たない相手には効きませんが、広範囲を対象にとっているので、
大体1人位は減ってくれます。
これで相対的にポイントを取った事にするのが設計上の能力です。
デメリットはポイント-2。これによって初期ポイントは瞬く間になくなっていきます。
ビルダーと違い、ゴールしないとどうにもならないのに足が遅いため、
移動の阻害はありません。テストプレイ時に全く動けなかったという事象がありましたので。
また、ドクターは他者のポイントを減らす努力を惜しまないので、
集計時にポイント-2を与えるchemicalトークンを設置できます。
ガイジンやニンジャと違い、好きな場所に設置できるため、
誰もが踏む可能性のある場所に置く事も出来ます。
トークンを拾う条件は「トークンがある場所に止まった時」であるため、
誰かがいる場所に設置したからと言ってその誰かが即座に拾うわけではありません。
chemicalトークンは手札のカード以外にも、黄色に止まった時にも設置できるようになっています。
それ以外にも変わった手札が特徴の一つであり、
skipの配分が多い他、coin+2/-1と言うカードがあります。
コインを指で弾いて青なら2進み、赤なら1戻る不安定な設計のカードです。
移動カードが1と5しかないドクターですが、これを使う事で運がいいと2進めます。運が悪いと1戻ります。
ちなみに、進んでも戻ってもカードでの移動なので色の指示には従います。
こんな妙なカードは、ドクター以外に搭載されていません。
切り札は10進みます。イヌの最大8を上回っていますが、ポイントが0になります。
既に0ならば問題なく10進めますし、ほぼ常に0のようなデッキなので、
あんまりこのデメリットは気になりませんし、使わないと勝てる見込みはそんなにありません。
初期ポイント5というのも、これのポイント0になるという効果も、
どちらかと言えばデッキの味付けの意味合いが強めです。
ドクターは机上の空論に近いのですが、ポイント低下を気にせずメリットとトークンで相手のポイントを減らしつつ、
とにかく前進してゴール、僅差で勝つのがやり方ですが、
基本的にこれを使う場合はその辺を諦めた方が気が楽でいいです。